よしたに歯科医院のスタッフ

about

よしたに歯科医院に
ついて

当院は、札幌市中央区のJR桑園駅のすぐ近くにある、 地域に寄り添った歯科医院です。はじめての患者さんにも安心して治療を受けてもらうために、日々研鑽しております。

よしたに歯科医院の想い、治療方針

わたしたちの想い

当院は、メインテナンスと高度医療を行い、患者さんと長期的な関係を築くことを大切にしています。患者さんが長く健康で生活していただくことを目標にしています。診療においては、マイクロスコープや生体モニターの導入などにより、患者さんの健康維持のためにさまざまな体制を整えています。
地域のかかりつけ歯科医として、地域の皆さんが健康で長く過ごせるよう日々トレーニングを欠かさず、研鑽しています。

院長からのメッセージを見る

受付での予約の様子

よしたに院長の
診療の思い出

当院では長い開院期間の中で様々な患者様と症例に向き合ってきました。
中には何十年も、生涯に渡り通院してくださった方もいらっしゃいます。※個人情報保護のため一部改編していますが、全て当院の患者様です。

  • 最後のメンテナンス

    初診は25年前でした。ご夫婦で仲良くメインテナンスに通われていました。奥様は…続きを見る

    最後のメインテナンス

    初診は25年前でした。ご夫婦で仲良くメインテナンスに通われていました。奥様はかなり初期の頃にインプラント治療を行っています。5年ほど前からご主人の認知症状が徐々に悪化し 体力も低下 歯も少しずつ失っていきました。歯が自然に抜け落ち血が止まらなくなったこともありました。それでもご夫婦で仲良くメインテナンスに通院されていましたが、体力的に厳しい状態となり、訪問内科医と連携をとり最後の治療を検討していた頃、眠るように逝去したと連絡がありました。享年91歳でした。

    奥様のインプラントは23年間全くトラブルはありません。残存歯のむし歯はゆっくり進行していますが、機能は維持できています。

    穏やかなご主人ととても明るい奥様で、僕の大好きな患者さんです。

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  • 高齢者の願い

    89歳男性。ある日の定期検診の時「先生、わしにもインプラントと言うのはできるかい?」と…続きを見る

    高齢者の願い

    89歳男性。上の総入れ歯は問題ないのですが、ある日の定期検診の時「先生、わしにもインプラントと言うのはできるかい?」と仰りました。最初は冗談かと思い、「調べれば出来るかもしれないですねー」で終わったのですが、3か月後6か月後また同じ事を仰ります。

    ご家族も含めて、お話を聞いたところ、死ぬ前に前歯で肉をかみちぎりたいという強いご希望がありました。ご家族のお話では、濃い味付けの食事を好み、薄味の食事だと機嫌が悪くなること。総入れ歯になってからは不満が溜まっていることがわかりました(総入れ歯の前歯でかみ切ることはほぼ不可能です)

    全身的に手術可能である事を確認の上、ご希望である上顎のインプラント治療を行いました。治療後はご希望のお肉も食することができ、とても喜んでいただきました。6年ほど、お一人で定期メインテナンスに通っていただき経過はとても良好でしたが、だんだん意思の疎通が難しくなり、ご家族と一緒の来院が増え、ある日肺炎になり通えないと連絡がありました。95歳でした。

    治療方針を一方的に決めてはいけないことを学んだ症例でした。高齢者の栄養維持に少し役立てかなと思います。

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  • かみ合わせの変化から
    他の病気を発見

    50代男性。長期に定期メインテナンス継続しています。ある時著しいかみ合わせの変化が…続きを見る

    かみ合わせの変化から他の病気を発見

    50代男性。初診25年前。長期に定期メインテナンス継続しています ある時著しいかみ合わせの変化がある。舌も大きくなっている。前はこうじゃなかったと担当衛生士から報告がありました。お話を伺うと靴のサイズも急に変わったことが分かりました。通常成人が1年で顎の大きさが目で分かるくらい変化することはなく、下垂体腺腫を強く疑いました。ガンバレルーヤよしこもかかった病気です。

    脳外科受診していただき MRIにて確定診断を受け、鼻の奥から頭蓋内に内視鏡を入れる下垂体切除術を受け、内分泌科耳鼻科の治療を経て、1年後元気に歯科に戻ってきました。再びメインテナンス継続中です。

    定期的に観察している歯科衛生士が異常を感じて報告してくれたことが最も大切だと考えています。

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  • 「何か変だ」という
    感覚は大事

    80代女性、初診は20年前。3か月に1回の定期検診で、担当衛生士が3か月前には無かった舌の潰瘍を見つけ…続きを見る

    「何か変だ」という感覚は大事

    80代女性、初診は20年前です。3か月に1回の定期検診を欠かさず通っていただいています。

    ある時、担当衛生士が3か月前には無かった舌の潰瘍を見つけ、報告してくれました。

    何か面構えの悪い雰囲気が有り、細胞診を行ったところ「限り無くグレーに近い白」との結果が出ました。イヤな予感を払拭することが出来ず、高次医療機関に精査を御願いし生検したところ、初期の舌がんとの結果が出ました。

    年齢、手術後のQOL低下、持病の心臓病による手術リスクを鑑みて、経過観察の方針となり、当院でも間隔を開けずにフォロー中です。

    ここでも定期的に観察している歯科衛生士が異常を見つけて報告してくれたことが早い診断に繋がりました。

    「何か変だ」という感覚は大事にしたいと思わせてくれた症例でした。

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  • BSC(Best Supportive Care)
    深く学び直すきっかけに

    40代女性。卵巣癌の治療が落ち着いて審美治療を希望され受診されましたが、直後に肺に転移が見つかり、歯科治療は中断。1年後…続きを見る

    BSC(Best Supportive Care) を深く学び直すきっかけに

    40代女性。卵巣癌の治療が落ち着いて審美治療を希望され受診されましたが、直後に肺に転移が見つかり、歯科治療は中断となりました。1年後、強い歯の痛みで再受診となりました。抜歯が必要な状態でした。血管新生阻害薬というがんの血管新生を抑え、がん細胞の増殖を抑えるお薬を使っていました。このお薬は、抜歯などの歯科治療後顎骨壊死を起こす可能性があります。婦人科担当医、病院歯科口腔外科医と連携をとりリスクを評価しながら抜歯を行いました。一時治癒の不良はありましたが顎骨壊死は避けることが出来ました。

    音楽に関わるお仕事をされており、ヨーロッパへの留学歴もある方でした。もう一度友人達と一緒に歌を歌い、笑った写真を撮りたいと強く希望されていました。体調不良の中一生懸命ご自身の治療方針を考え、最も適切な差し歯を選択されました。苦しい中しっかりと通院され、差し歯装着まで行いました。

    尊厳を保った凜としたお姿は素晴らしいものがありました。

    1か月後、ご自宅でご家族に見守られて逝去されたと連絡を受けました。笑った写真を撮ることが出来たかは分かりませんが、BSC(Best Supportive Care)とは何なのかを深く学び直すことができた、とても心に残る患者さんでした。

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  • 平常時からの
    バイタルモニタリング

    80代女性。持病に高血圧がありました。通常は150/90前後ですが、ある日歯の痛みを訴えて受診された時…続きを見る

    平常時からのバイタルモニタリング

    80代女性。定期メインテナンス継続中ですが持病に高血圧がありました。通常は150/90前後ですが、ある日歯の痛みを訴えて受診された時は200/100を超えていました。すぐに循環器内科受診を強く勧めましたが、翌日心房細動による心原性脳梗塞にて救急搬送されました。早期の対応で救命でき、幸い麻痺も残りませんでした。

    術後は6か月間血液サラサラのお薬を2剤服用します。抜歯は必要ですが、2剤服用期間は延期し、1剤になった時点で血圧心電図モニター、止血対策しながら抜歯を行いました。

    平常時からのバイタルモニタリングが大切だと言うことを再認識した症例でした。

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  • 痛みの種類が
    歯科疾患とは異なる

    40代男性。根管治療中の歯の痛みが取れないことを主訴に他院から転院してきました。根の治療が行われている上の奥歯は根の中はきれいで根尖病変もなく…続きを見る

    痛みの種類が歯科疾患とは異なる

    40代男性。根管治療中の歯の痛みが取れないことを主訴に他院から転院してきました。根の治療が行われている上の奥歯は根の中はきれいで根尖病変もなく、押して痛いといった症状もありませんでした。前医では次回全く関係の無い親知らずを抜歯予定とのことでした。(そりゃないだろ)

    よくお話を聞くと、歯ブラシなどの刺激で痛みが誘発される。痛みは激烈でのたうち回るくらいの痛みだけど、数分で治まる。というものでした。痛みの種類が歯科疾患とは異なり、三叉神経痛を強く疑い脳外科に対診しました。MRIにて確定診断を受け、約1年の投薬治療受けましたが、徐々に痛みのコントロールが出来なくなり肝機能も低下してきたため手術に踏み切りました。「神の手」脳外科医福島先生で有名になった「鍵穴手術」です。耳の後ろに500円玉大の穴を開け、神経を圧迫している血管を除圧するものです。手術は成功し痛みは劇的に改善しました。

    痛い=むし歯ではなく、医療面接の重要性を再認識した症例でした。

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  • 時々に合わせて
    経過を見守る

    60代女性。インプラント治療を行い21年経過しています。メインテナンスはなかなか続かず不定期の受診が続いていました…続きを見る

    時々に合わせて経過を見守る

    60代女性。インプラント治療を行い21年経過しています。メインテナンスはなかなか続かず不定期の受診が続いていました。15年前から糖尿病を患いそちらの治療がメインになっていました。

    糖尿病は歯周病やインプラント周囲炎のリスクであり、その間に口の中は崩壊しかかっていました。たまの受診時に担当衛生士からの説明を続け、メインテナンスの頻度が上がり、口腔内の状況は改善されてきました。

    親知らずの抜歯を予定していた頃、腎不全から透析が開始されました。1年ほど安定するのを待って、腎機能や電解質、出血傾向、感染リスクを評価し、抗菌薬や鎮痛薬を減量して抜歯を行いました。幸い術後の治癒は良好でした。インプラントも問題なく維持できています。

    時間とともにリスクは変わり、その時々に合わせて経過を見守る大切さを学んだ症例でした。

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  • 専門医として…
    一般医として…

    40代女性。根管治療を行った小臼歯の痛みが取れないことを主訴に初診となりました。マイクロを使った根管治療専門医で根の治療を2回やりなおし…続きを見る

    専門医として…一般医として…

    40代女性。根管治療を行った小臼歯の痛みが取れないことを主訴に初診となりました。マイクロを使った根管治療専門医で根の治療を2回やりなおし。筋筋膜痛にて顔面痛専門医で治療中、大学病院で神経障害性疼痛の治療を受けているが、痛みが取れない。2年間症状が続いていることを強く訴えていました。

    拝見したところ痛みを訴えている歯には質の高い根管充填が施されていて、腫れや叩いたときの痛みもありません。筋肉の痛みもありません。刺激で神経痛が誘発されることもありませんでした。

    しかし、一つ後ろの大臼歯に大きなむし歯が隠れていました。この歯のむし歯治療を優先したところ、2年間悩まされた痛みは劇的に改善しました。

    各分野に優れている専門医は、どうしても自分が専門としている病気に固執し、いわゆるcommon disease(ありふれた病気)を軽視する傾向があります。

    この患者さんは何も難しい病気ではなく、ただの隣の歯のむし歯で2年間苦しんでしまいました。このようなバイアスのかかった診断に気をつけなければいけないと勉強になった症例でした。

    General practitioner(一般医)として研鑽を積んでいきたいと思います。

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よしたに歯科医院って、
どんなところ?

  •  精度の高い設備 マイクロスコープ

    精度の高い設備で
    素早く正確に診断

    高度な治療を提供する、
    地域密着型の歯科医院を目指しています。

  • 受付での予約の様子

    待ち時間の少ない診療を
    心がけています

    予約制にて、一人の患者様に30~90分の
    診療時間を確保しています。

  • 院内はバリアフリー対応

    車椅子OK!
    バリアフリー対応

    高齢、車椅子の患者様にも
    ご利用いただきやすくなりました。

当院の治療方針を詳しく見る

よしたに歯科医院でのマイクロスコープ施術

microscope

全ての治療を
マイクロスコープで。

札幌・桑園のよしたに歯科医院では、4台のマイクロスコープを設置しています。
必要最低限の虫歯の除去、歯周病治療、審美治療、根管治療(根の治療)など
マイクロスコープを用いて慎重に行います。

マイクロスコープのご紹介

よしたに歯科医院でのインプラント施術

implant

インプラントは
「第二の永久歯」です。

健康な歯を削らず、歯を失ってしまった部位に人口の歯根を埋め込む、自由診療の治療法です。
当院では、皆様に安心してインプラント治療を受けていただけるよう、マイクロスコープ、三次元のコーンビームCTなどの設備を充実させております。

インプラントのご紹介